SAYONARA 街は濡れながら
8月を 忘れ始める
このまま歩き続けても
溜息が増えるだけ
優しさを守るために嘘を重ねるから
笑顔まで君は失くした
泣きたい程 今も君を 離したくない
震える肩越しに 浮かぶ MEMORIES
涙を拾い集めても あの日は帰らない
SAYONARA 雨は降り続く
足音のリズムに合わせ
途切れたガードレールから
TAXI に手を上げる
逃げる場所 僕の胸の中に求めすぎて
輝きを君は忘れた
背中にしがみつきながら 甘える君を
哀しい位 強く抱いたあの夜
本当に辛いのは多分 泣いてる君じゃない
遠去かる長い髪が滲む
心だけで振り向いて君に叫んだ
泣きたい程 今も君と 離れたくない
一途なあの頃に 戻りたくなる
平気な振りをした僕に 9月の雨が降る