5/11-6/3ペール・ギュント、6/5-6/28花婿、コックの3役。岡本健一とのWキャスト。
初舞台で、ダブルキャストのトップを切った一也。
プレッシャーもぶっ飛ばし、走り切った2ヶ月に接近。
初舞台て蜷川幸雄演出という、健一同様幸運な舞台デビューを飾った一也。20才の青年から老人まで、人の一生を演じるという大役。パッショネイトー地のことだからきっと張り切ってレッスンに励んでいたのではないかと思う。そしてその成果はご覧の通りの“大成功”である。観た人々の心には、ペール・ギュント=高橋一也としてくっきり刻まれ、あまりのハマリ役に、あとから演じる健一のことが心配になった程だ。(これはのちに余計な心配だということが証明されたが…)一也のペールは、自分自身に正直に生きる男。いくつになっても20才のペールの心で、冒険の旅を生きぬいてゆく。不良少年のまま年老いてゆくペールは、一也の生き様そのものなんではないだろうかと思ったくらいだ。計算された緻密な芝居というより、瞬発力で走る、-発勝負型。だからこそ、ひとつひとつの芝居が輝いていたのかもしれない。
まさか“初日前は緊張してドキドギ”なんてことは死んでも言わないだろーなあとは思っていたけど、これほどリラックスしているとは…。ペール役を終了し、少しホッとした一也にインタビューです。
初めての舞台でしょ。プレッシャーはありましたか?
高橋 たいしたことはナイよ。初日前もグッスリ眠れたし。まぁ気分次第ってこともあるけど、プレッシャーに押しつぶされそーなんてコトはなかったね。
やってみてどうだったかな。スナオな感想を聞かせて。
高橋 長丁場は辛いね。俺は瞬発力の芝居をするタイプだから。なんつ一かカンで生きているというか…。今までそういう仕事しかやってなかったから、そういうタイプの俺としては、いい試練だったなぁって思うよ。
いい勉強にはなったけど、楽しいというワケじゃないんだね。
高橋 創りものの世界に入りこめたってことでは、楽しかったよ。
ペール・ギュントっていう人に関しては、どういう解釈をしていた?
高橋 どーしよーもナイ人だと思った。まぁ、とにかくオフクロさんの所に帰るシーンは、“戻ってこれてよかったぁ”って気持ちだったね。
自分自身、舞台を経て変わったところはあると思う?
高橋 自分じゃわかんねーな。でも人からは変わったって言われる。顔つきとかね、徴妙なところが変わったみたい。
舞台中の生活で気をつけていることっていうのは?
高橋 何もしてない。いつもとかわらない生活。それで充分健康だもん。
これをきっかけにして、又、舞台にチャレンジしたという意欲はある?
高橋 俺、あきっぽい性格だからなぁ。あんまり長期の仕事はどうかな…。ま、全て終わんないとわかんない。ひとつ言えることは、バンドの方が楽だってこと。
ペールをやりとげた後、泣いた?
高橋 泣くわけないじゃん、俺が!!