池松壮亮が1人2役で主演を務め、昭和末期の銀座を舞台に2人のジャズピアニストの運命が交錯し大きく狂い出す一夜を描いたドラマ。「素敵なダイナマイトスキャンダル」の冨永昌敬監督が、ミュージシャン・南博の回想録「白鍵と黒鍵の間に ジャズピアニスト・エレジー銀座編」を大胆にアレンジして映画化した。
昭和63年。銀座のキャバレーでピアノを弾いていたジャズピアニスト志望の博は、謎の男からのリクエストで“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏する。しかし“あの曲”をリクエストできるのは銀座を牛耳るヤクザの親分・熊野会長だけで、演奏を許されているのも会長お気に入りのピアニスト・南だけだった。未来に夢を見る博と、夢を見失ってしまった南の運命は絡みあい、多くの人々を巻き込みながら事態は思わぬ方向へと転がっていく。
共演には仲里依紗、森田剛、高橋和也、クリスタル・ケイ、松尾貴史ら個性豊かな顔ぶれがそろう。
2023年製作/94分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2023年10月6日
高橋和也 / 三木
1969年5月20日生まれ、東京都出身。1988年、4人組ロックバンド「男闘呼組」デビュー。同バンドのメンバーが主演した『ロックよ、静かに流れよ』(88)で映画デビュー。近年の主な映画出演作に『そして父になる』(13)、『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)、『海よりもまだ深く』(16)、『あゝ、荒野 前篇/後篇』(17)、『新聞記者』(19)、『悪の華』(19)、『破戒』(22)、『追想ジャーニー』(22)などがある。2022年より「男闘呼組」の活動を再開し、ミュージシャンとしても精力的に活躍中。