二人のゲイの男性と一人の女性。偶然の出会いから、新しい「家族」の可能性をさぐっていく、コミカルなラブストーリー。カンヌ国際映画祭監督週間正式招待作品。
『渚のシンドバッド』から5年。
『二十才の微熱』で鮮烈なデビューを飾り、第二作『渚のシンドバッド』では、さらに圧倒的な共感をもって迎えられた橋口亮輔監督。5年ぶりの本作は、大人への第一歩を踏みだした男女の人間模様を繊細かつコミカルに描いている。新世紀にふさわしいラブストーリーの登場である。
1本の傘からはじまり2本のスポイトを経て彼らは――!?
主人公は、二人のゲイの男性と一人の女性。人は本質的に孤独であることを自覚してしまっている彼ら三人は、しかしそれでもなお、他者と共にあることを選択する。苦さの向こうに、あきらめの先に、新たな希望があることを感じとり、あらゆる現実的な問題を克服し、新しい「家族」の可能性をさぐってゆく。
豪華キャスト!
主役の三人には、『二十才の微熱』で女優デビュー以来、数々の映画で強烈な印象を残す片岡礼子、いまや映画・舞台でその演技力が高い評価を得ている高橋和也、そして、繊細な存在感が光る田辺誠一。三人三様の個性が遺憾なく発揮され、見事なアンサンブルを奏でる。さらに、秋野暢子、冨士眞奈美、光石研、つぐみ、沢木哲といった一筋縄ではゆかないベテランや新人たちが脇を固め、いきいきとした演技で競い合い、存在感を存分に披露している。
https://youtu.be/39lsIf4wqB4