三村邦夫(三田村邦彦)は、祇園のお茶屋「みむら」の一人娘、冴子(藤谷美紀)と結婚。入り婿として家に入り、孫の誕生を心待ちにする姑・加代子(中村玉緒)と3人で暮らしている。
ある日のこと、冴子が友人でお茶屋を営む藤原志乃(中山忍)の家で何者かに連れ去られてしまうという誘拐事件が発生する。
京都府警の刑事である邦夫はさっそく捜査に乗り出す一方、身内として身代金づくりに奔走。志乃の口添えで、不動産屋の伊坂(山城新伍)から5000万を用立ててもらい、犯人との取り引きを開始する。
だが、取り引きの最中、犯人の1人が死亡。新たに25年前の強盗殺人犯が主犯格として浮上した。そして、犯人が志乃の写真を持っていたことから、実は誘拐のターゲットは志乃であったことがわかる。
そんな中、今度は娘を助けたい一心で犯人のマンションに乗り込んだ加代子に危機が訪れようとしていた…。
<脚本>橋塚慎一/石原武龍
<企画>清水賢治/金井卓也
<プロデュース>佐々木淳一
<演出>杉村六郎
<出演>三田村邦彦/藤谷美紀/中村玉緒/山城新伍/中山忍/前田耕陽/鰐淵晴子 /神山繁/ベンガル ほか