細川は諸田と坂東に青島製作所とイツワ電器の合併が対等合併か否かを尋ね、坂東は対等合併と答える。迷った細川は会長の青島毅に相談するが、青島は「対等合併はあり得ない」と細川に伝える。イツワ電器との合併の話は青島製作所役員の耳にも伝わり、役員たちは動揺するが、細川はしらを切り続ける。
一方、都市対抗野球大会東京都予選1回戦では、登板した沖原が豪速球を見せ、試合は青島製作所の勝利に終わる。イツワ電器野球部メンバーと共に試合の観戦に訪れていた如月一磨はかつて自らの手で野球の世界から追放した沖原が復帰したのを目の当たりにし、沖原への揺さぶりを開始する。
青島製作所とイツワ電器の合併話は順調に進み、両社は合併調印式にこぎつけるが、細川は式中に、イツワ電器が細川や諸田に見せていたのとは別の人事案を用意し、開発部以外の青島製作所の役員や社員を切り捨てる計画をたてていることを示す証拠を入手したことを明らかにし、「イツワ電器を信用出来ない」として合併の反故を宣言する。諸田は好条件を示し、細川を懐柔しようとするが、細川はTOYOカメラとの業務提携が成立し、会社存続のめどがついたことを諸田に告げて、調印式の会場を去る。坂東が諸田に黙って勝手な動きを見せていたことに諸田は激怒し、坂東と決別する。諸田に切り捨てられた坂東は笹井に新会社の社長職を提示し、笹井を取り込んで、あくまでも合併を実現させようとする。