1988年2月18日東京宝塚劇場で繰り広げられた『ロックよ、静かに流れよ』の前夜祭は、男闘呼組と光GENJIのファンを中心に大盛況のうねりとなりました。
16日の午前中から劇場前に並ぶファンの情熱、17日の夜には300人を超える数のファンが待ち構え、チケットの争奪戦が熱を帯びていました。寒さを吹き飛ばすためにバドミントンをして待つ元気なファンや始発電車組の熱狂もあり、チケット販売予定時間を3時間半も前倒しし、2500枚のチケットは約1時間半で完売しました。
60〜70人のメディアが取材に訪れ、『ロックよ、静かに流れよ』の試写と『男闘呼組&光GENJIジョイント・コンサート』は熱気に包まれました。『THE WINDY』の演奏から会場は大揺れし、一也の呼びかけで光GENJIと男闘呼組のファンが一体となり、会場のボルテージは急上昇しました。
メンバーたちのパフォーマンスも際立ち、ステージでは異例の盛り上がりがありました。『STAND OUT』から『ロックよ、静かに流れよ』までの11曲を披露し、特に『ROCK’N’ROLL MEDLEY』と『JAMPING JACK FLASH』では4人と7人のメンバーが熱狂的なパフォーマンスを披露しました。
舞台挨拶のために各地を訪れる中、仙台でのハプニングも明かされました。健一は「東京に帰るために駅に行ったら、ファンでホームに行けなかった。駅の人に誘導してもらっているうちに、スタッフとはぐれてしまいました」と驚きのエピソードを語りました。
男闘呼組は忙しいスケジュールをこなしながらもファンとのエネルギッシュな交流を楽しんでおり、前夜祭は熱狂の渦に包まれました。