俳優の高橋和也が、待望の映画作品『白鍵と黒鍵の間に』でバンドマスター・三木役を熱演。本作は南博の回想録をもとに、ジャズの情熱が交錯する銀座の一夜を描いた作品で、高橋和也の演技が話題となっています。
『白鍵と黒鍵の間に』は、ジャズミュージシャン南博の回想録をもとに、昭和63年の東京・銀座のキャバレーが舞台です。この作品では、南と博という2つの人物に分けられた主人公たちが、才能と夢、そして運命と向き合う姿が描かれます。池松壮亮が1人2役で主演し、その独特の演技力が光ります。
高橋和也は、この映画でバンドマスター・三木役に挑戦しています。彼は、1980年代の銀座の夜の街で音楽と生活を楽しむキャラクターとして登場し、高橋和也の演技が期待されています。また、この映画には豪華なキャスト陣が共演しており、池松壮亮、森田剛、仲里依紗、クリスタル・ケイなどがその一部です。
冨永昌敬監督は、映画の舞台が昭和63年であることよりも、主人公たちの内面や音楽への情熱に焦点を当てています。南さんの若い頃の経験や、ジャズの世界に触れた感銘を受け、映画化までの長い道のりを振り返りました。彼は、自身が若い頃、ジャズ喫茶でバイトをし、ジャズライブの撮影も行っていたと語り、原作が映像化されるべきだとの声を受け、映画化への期待感を抱いていました。
高橋和也は、バンドマスター・三木役について、「ああいう人って本当に1980年代の夜の街にいたんですよね。調子のいい、この人このままで大丈夫かな?という人。今はそういう人がいなくなっちゃったというか、そういう人が生きられない時代になっちゃったのかな。あの時代はまだああいうふうに生きられたんですよね」と役柄に共感を示しました。また、彼はジャズギターを演奏するシーンについて、「講師の方に教えていただきました。それで現場に行ったら池松くんが本当にピアノを弾いているから、なんだこれ本物じゃんと思って(笑)。クリスタル・ケイさんも松丸契さんも、本物のミュージシャンが俳優として出ているわけで、これはただごとじゃないよなと。いい音楽映画ができた」と語りました。
映画公開情報
映画『白鍵と黒鍵の間に』は、2023年10月6日(金)に東京・テアトル新宿を皮切りに全国公開される予定です。音楽とドラマが見事に組み合わさったこの作品に、高橋和也の独自の演技が一層の魅力を加えています。上映スケジュールや劇場情報については、映画公式サイトをご確認ください。
映画『白鍵と黒鍵の間に』公式サイト:https://hakkentokokken.com/