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4/27放送「牧山純子サウンドマリーナ」岡本健一出演回レポート

update 2024.04.29

※自動音声認識で修正したもの、聞き取り難しい方に少しても参考になれると嬉しいです。間違ってるところもあるかもしれないですが、ご了承ください。

 

秋山純子サウンドマリーナ番組公式サイト

2週連続!岡本健一さんがゲスト~舞台「息子」「母」圭人さんとの親子共演も

 

牧山:牧山純子サウンドマリーナ。今日はちょうど1年前にお越しいただきました、岡本健一さん再びの登場です。こんばんは!

健一:こんばんは、岡本健一です。1年前になるんですか?

牧山:そうなんですよ!でもね、最初は2022年10月、だから今回で3回目ですね。

健一:3回目になるんですね、もう1年経つのは早いですね。

牧山:早いですね、ほんと。年齢を重ねていくと、より1年が短いとよく言いますね。

健一:なんかみんなね、よくそう言いますけれどもね。

牧山:どうですか?

健一:その通りです、ほんとに。昔から早かったですけどね。

牧山:だと思いますよ。だって、お仕事を始められた頃から、たぶん忙しすぎて。

健一:みんなが思っている忙しいっていうのは経験していないんですよね。寝る時間もないとかそうなんでしょうが、仕事が重なっているとか、寝ないと仕事ができないっていうのは、子供の頃から。

牧山:で、当初いらしていただいた時は一週のゲストの予定だったんですけれども、お話弾みまして、長くなりまして、急遽2週続けてのご出演は

健一:基本は一週なんですか?ゲストは

牧山:そうですよ!結構お話いただけるんだなっていうのがわかりまして、こちら側が最初から、じゃあ次からのオファーは2週分お願いしますというふうに

健一:3週でも4週でも。

牧山:レギュラー化ですからね(笑)お暇なときは!でも本当に1年に一回のルーティンで出ていただいていてこちらも感謝ですけれども。

健一:いやいや、嬉しいです。

牧山:ファンの皆様のリアクションも「再放送はないのか?」とか、ここの放送がアーカイブがないので…

健一:ないんですね?

牧山:そうなんですよ。

健一:なるほど。

牧山:なので、「どうやったら聴けるんだ?」とか、すごい問い合わせが…

健一:それまでも舞台と一緒でね、残念でしたよね。

牧山:岡本健一さんそう言っていただけると、皆さんファンの方も「はい!」になると思うので、ありがとうございます。

健一:前情報を与えておいて、それをチェックしてほしい。

牧山:今便利になり過ぎてますからね。そういう意味では、いつでも自分に合わせて何でも得られる時代にね。

健一:なってるのかな…それはちょっと良くないですよね。

牧山:生のものを伝えているものとしてはね。実は今、この3舞台の公演真っ只中。

健一:そうなんです。

牧山:本当にお忙しい中いらしていただきまして、ありがとうございます。

健一:最初は5日からですかね…4月5日に『La Mère 母』が東京芸術劇場のシアターイーストで開きまして、それで9日、4月9日から今度シアターウエストの方で『Le Fils 息子』というのをやって、同時にこう上演している感じなんです。

牧山:今回の役もそうですけど、その前に初台のオペラシティでやってた「シェイクスピア」も2作(尺には尺を/終わりよければすべてよし)同時にやってらっしゃいましたよね。で、だから役柄も違って、内容も違うものという形で観させていただいてて、よく混乱ならないな〜とか、どうやって2つ分頭に入ってるなとか…

健一:あれと一緒ですよ! 曲? バンドメンバー変わる、そういうのと同じ感じなんじゃないですかね。

ただ、今回のは同じ作家で、同じ演出家で同じキャストでやるっていうのがあるから、ちょっと対になってるというか、鏡合わせみたいな感じもあるんですよね。だから『Le Fils 息子』の方は圭人がやったニコラっていうのは16歳の17歳とかで、大学入試の年なんだから、ま、高校生の時ですけど、こっちの『La Mère 母』の方になると、ニコラがもう25歳なんだからっていう話を言うんですよね。

牧山:はあ…

健一:「そんなに気にかけなくて心配しなくて、大丈夫だよ」みたいな会話のセリフがあるんですよ。だから、両方見ると「あれ? ニコラって?」 って思ったりするような。

牧山:あんまり言えない子ね。いや、私も『Le Fils 息子』の息子を先に見らせていただいて、『La Mère 母』の方はまだなんですよ。これから楽しむ感じなんで、だから『Le Fils 息子』のネタバレもしないように色々聞い…

健一:ま、いいんじゃないの?しても(笑)もう見てる人は分かってるしね。

牧山:東京公演が4月30日まで、その後、鳥取、兵庫、富山、山口、高知、そして6月末の豊橋まで地方公演もあると。

健一:やります。

牧山:すごいですよね。

健一:そうですね 大体5月6月の金土日。

牧山:週末。

健一:週末を使っていろいろなところに行く感じですね。

牧山:東京とか大阪とかでしか舞台ってね、やれないことが多い中、これだけ…鳥取、兵庫、富山、山口、高知、そして豊橋、素晴らしいところ。
あとこれは絶対生でこの方々は行くべきだと思いますね 是非観て

健一:そうなんですね! 是非観てほしいですね。6月はあんまり『息子』を上演しなくて、『母』の方を結構やるんですね。『息子』の方見たい人は5月6月の終わりの方ですかね、ちょっと何かホームページとか見て、自分で調べて。

牧山:そうですね、ご本人たちはそこまでは把握してないので、わかります。

健一:基本的にはもう舞台作品のことしか考えてないから、どこで何をやるかっていうのはね…

牧山:それはマネージャーさんとか…

健一:マネージャー、俺いないから。

牧山:そっか!

健一:ずーっといないんですよ、基本的に。だから制作の人からスケジュール帳にこう書いてあって、それを見て、「明日はここだ」とか、何時の何時の新幹線であるとかというのを、前々の日ぐらいですかね、把握して走って、旅にいつも行く感じです。

牧山:同じことをやってると思うと、何かすごく嬉しいような気もしますけれども。

健一:だって純子さんっていろんなところへ行って、すごいじゃない?

牧山:私、リーダーとかでやってる時は、新幹線か宿泊まで全部自分でメンバーが押さえますから、何か、やりますよ。

健一:大変だね。

牧山:それこそこのサイトでこの間より安いからこっちにしようとか、移動中の時間にスマホとにらめっこしてたりとか

健一:そういうのもできるんだ。

牧山:やらされる…

健一:やらされちゃってできちゃったからだ。

牧山:時代ですよね。

健一:いや、時代じゃない人だと思う、だって俺にはそういうことは絶対頼まない、なぜなら俺はそういうことやらないっていうことを宣言しているから。ADDICTのメンバーと地方へ行くとかっていうのも、俺はもう一切任せた。

「純子さん頼んだら結構いい」とか、「安く取れる!」とか、基本的には俺もどこでもいいんです。舞台でほんとちっちゃいビジネスホテルだったりとかっていうのもありますし「え?」っていう「スーツケース置けないんだけど!」みたいな。

牧山:ありますか?

健一:ありますよ。でもそれがまたいいんですよね。そんな贅沢しなくて寝れればいいんじゃない? みたいな、基本的にあるんだけど、でもみんなこう気を遣ってくれて、俺、結構VIP待遇が必要なんじゃないかって思われがちじゃないですか?

牧山:だと思いますね 周りが気を遣わないと、健一さんには言えないですね。

健一:こんな部屋いらないから、この部屋取るんだったら、ちょっとキャンセルしてそのお金頂戴〜自分でもうちょっと安いところ取るからみたいな、そういう人なんですけど。

牧山:そうなんですかね。あら、またこれでファンの人達は「健ちゃん素敵!」ってなるんじゃない。

健一:素敵なんですかね?(笑)

牧山:まだちょっと最初から脱線しまくっているんですけども。

健一:脱線してんですか?これ。

牧山:そうです。私本当はね、『息子』の話のこととか…

健一:してください。

牧山:私もやっぱり健一さんと知り合うようになってから結構見せていただいて、本当に正直な話、疲れてる時はほとんど寝ちゃってる時もあるんですけれども、でもやっぱり違う刺激というか、違う見方というか、多分普通の人では考えないことを考えさせてもらえるから、すごくいい時間になってるんですけども、まずね、この私とディレクターのよりこさんと一緒に今回10日に『息子』を拝見させていただきました。で、この作家はフランスのフロリアン

健一:ぜレール(Florian Zeller)

フローリアン・ゼレール(Florian Zeller)

牧山:の戯曲「母(La Mère)」「父(Le Père)」「息子(Le Fils )」という3部作から、今回は「息子」と「母」の2本が上演されていて、『息子』に関してはフランス演劇界最高の栄誉でもあります、モリエール賞を受賞している、イギリスのウェストエンドなど世界13か国以上に上演されている作品なんですね。

健一:そうですね。

牧山:日本では2021年が初演で健一さんの息子さんの圭人さんが初舞台踏んだ作品で、ここで親子共演を果たして、今回も初演と同じキャストによる公演になったそうです。チームで戻ってきた、って感じですか?

健一:そうですね。このぜレールの本がやっぱり台本では役名がピエールとかアンヌとかニコラとかあるんですけど、『息子』も『母』も、恐らく『父』もだと思うんですけれども、父、母、息子、娘とか、ということしか書いてないんですよ。名前が書いてないです、台本に。

牧山:うわぁ〜台本だ!

健一:あ、これは違うわ!

牧山:今なんかピエールと書いてありました(笑)

健一:母の言葉は父っと、それはなんでなのかっと言ったら、世界中の家族の人たちにちゃんと伝えられるようにみたいなのがあるみたいなんですね、 万国共通のテーマとか、大切なこと。作家のぜレール、今、映画監督になって、こないだ『父(ファーザー)』って、アンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)が出てるやつで、初監督で、初脚本で、それでアカデミー賞取った。

▲左:映画「ファーザー」(2021年公開)右:舞台「Le Père 父」(2019年上演)

健一:『父(Le Père)』も本当に舞台は日本では橋爪さん(橋爪功)がやって、それの娘の役を若村麻由美さんが選んで、今回は若村麻由美さんは3本すべて制覇しております、同じアンナという役で。それが世界中では彼女だけなんですけれども、彼がこっちに来てみてどう思うのか知りたいじゃない、外国でいろいろ見ている人たちはね、日本の我々がやっているカンパニーをどう思うかというのはダントツに衝撃力がすごい。

海外の演出家の人とかに聞くんですよね、日本人の俳優がどうなのかな? なんていうと、欧米とは何か違う感性を持っているらしいんですよね。
そこが惹かれるって何か言ってましたね。

牧山:そうなんですね。やっぱり外国の作品を、その国の演出家の方が、今回の作品はそうじゃないですか?フランス人の方が演出をされていたり、でもそれが日本の方が演出を何か違いっていうか、演出家によっての違いっていうのを外国の方々のチームで演出でやるっていうことに関しては、どんな感じに受け取られてるのかなと。

 

(右一)ラディスラス・ショラー(Ladislas Chollat)

 

健一:まずその演出家の人間性ですよね、ラッドって、ラディスラス・ショラー(Ladislas Chollat)という人が演出で、作家のぜレールも(自分の)10こ下だっつってて、ラッドの演出家はもうすぐ50歳になる、そのぐらい若いんですけど、あんまり見たことないかもしれない。外国の演出家とやると言葉が全く伝わらない分、感情が本当にちゃんと持ってないと、OKが出ないんですよね。ちょっとでもやっぱり違うことを考えたいと思う、何かが足りないというのが、言葉がわからない分、日本人以上に厳しいというか、この台詞がおかしいとか、なんで言葉がわからないのに、わかるんだろうというのが不思議なぐらい。

でも結局やっぱり芝居とか技術とかそういうことじゃないんだなっていうことがすごく明確にわかる。本当に人の人間の心の感情を本当に出さないと何にも通用しないというか、いくら芝居で涙を流すとか、人の心理をカックンと掴んでないとOKが出ない。だから、そこに行くために積み重ねて稽古をしていくんだけれども、ある種つらいじゃ辛い作業ですよね。

今回の作品なんていうのは、独特で、何か上辺だけな感じだとできないですし、その凄さがありますよね。あと、フランス人だっていうのも国民性というか、そうゆうのはやっぱり感じる、愛にあふれている、もうアムール(Amour)の国ですね。

牧山:そうなんですね。

健一:すごい温かい気持ちになりますよね。フランスは、前に仲良くさせる岸惠子さんというの話すと、フランスというかパリというのは、「薔薇と毒が共存して、美しいものと毒が、共存してるのは、パリなのよ」って言うてて、ちょっとわかるような気がする。

牧山:私、大学の時、ロシア人の先生についていって、ロシアの作家のものを引いてっていう時に、やっぱり指導が違ったりとか、言葉もロシア語なんですよ! わからないから、多分感情でっておっしゃっていたけれども、本当に逃げがないというか、ぶつかり合いになるのとかかも思っていて、今回の作品がそうやってフランス人の方々に描いていただいたものを、演出かかっていうのはすごく面白いんだろうなと思いながら

健一:日本語訳の方も、圭人は英語、フランス語とかもちょっと分かったりとかあるから、もう1年ぐらい前ぐらいからずっと脚本を日本語訳を、ずっとスタッフと一緒にやっていまして、現代の言葉と現代の日本語、若者の使う感じをどうしたらいいのかっていうのをずっと…圭人がずっと何かやっていましたね。

牧山:やっぱり舞台ってその台本を渡されて読み込んで、それで表現をするっていうふうに思いがちだとは思うんですけど、そこまでやっぱり作品にそこまでやっぱり作品に、みんなで力を注いでというか…

健一:俺は全くタッチしなかったんだけども。

牧山:あれ?お父さん?お父さん?

健一:俺は、そういう裏作業というか、そういうのはノータッチなんですよね。

牧山:今までも?

健一:今までも。脚本をどういうふうにしようか、みたいなことをやり始めちゃうと、きりがなくなっちゃうんですので、これは俺がやる仕事じゃない。

牧山:まあ…でもわかります

健一:脚本家であったり、その人たちがやることであって、俺はちょっとできないから、演じるから、その日までは「知らないよ!頑張って!任せた!」みたいな。で、今回その…稽古も入るのも前の作品、風姿花伝で、『夜は昼の母』っていうのをやっていたじゃないですか?だからこれの本番中に稽古みんな入ってたんですね。今回のね、『息子』と『母』の風姿花伝をやってる間は、次の台詞なんか覚えられない、頭がおかしくなってるっていうか、だからずっとできていない状態で稽古してまして。

 

風姿花伝プロデュースvol.10「夜は昼の母」より。(撮影:加藤孝)

 

牧山:『夜は昼の母』って、こちらも小劇場というかね。そこでも素敵な感じの見せていただいた。

健一:いい劇場でしょ。

牧山:懐かしさもありながらの、何か可愛いという。

健一:人の家だがらね。

牧山:そうなんだ。

健一:那須さんの下がおもちゃ屋さんで、コーヒーショップがあって、2階が劇場ななっていて、俺、地元なんですよね。あそこのおもちゃ屋さんとか、ちっちゃい頃からよく行ってたりとか。

牧山:あ、そうなんですね。

健一:そこの上は劇場になっているということにまずちょっとびっくりしたのと、皆さんが劇場を作って20年ぐらい前ですって。で、風姿花伝のプロデュース公演というのも10年ぐらい前からやり始めて、その那須さんも俺の中学校の先輩なんですよ。

牧山:地元だからいろんな繋がりが。

健一:いろんな繋がりがあってね、俺は日本の中で一番好きな劇場だったんですよね、小ささというか。

牧山:今言うとお家だっていうのを聞いて、あぁって納得ができるというか、普通の劇場に来たっていう感覚にならない場所だったんでしょうね。可愛らしさとか、またそれはもしかしたらおもちゃ屋さんとか、何かそういうのを目にしてから入るっていうことが普通劇場行く前って見ない風景なので。

健一:行くまでもちょっと分かりづらかったりとかね。これをやってたから、今の『息子』とね、入れなかったんだけども。

牧山:だって、この2月にやってた『夜は昼の母』の舞台の時は16歳の役ですよね。それでこちらの今やってる劇はお父さん役だからですよね、そりゃもう混乱しますよね、色んな…

健一:混乱…もう混乱しないように、全く頭を入れなかったっていう

牧山:そうですね。

健一:あとね、『息子』の方を…見てもらったらわかるけどかなり辛い。俺はもう台本を、初演の時もそうだけど、こういう作品だって、スケジュールさえ空いてたら俺全部受けるんですよ。で、空いているからやるつって、行って、後々台本もらって読んだ時にもう…やっぱ読めなくて辛くて、あまりにも。後半とか、もう読んでる時点でもう何か号泣しちゃうみたいな感じで、もう稽古入るまで読まないでみたいな。また稽古入ると、あれをしゃべらなきゃいけない、しかも実の息子にさ、あれを言うっていうのはちょっと本当に耐えられなくてみたいな。

牧山:ちょっと、まあ…あれ本当に…

健一:どうでした?

牧山:いろんな思いが…

健一:いろんな思いというのは、どんな思いが?

牧山:自分をどこに投影するかっていうのもそうなんですけど、ある程度の歳を重ねてきて、私は子供がいないので、その親という立場に立ってないけど、想像の中での親の立場とか、あと子供から成長していくところは自分も経験をしてるので。

健一:自分の親の立場。

牧山:親達の姿で、もしも私が親になってたらこういう感覚になるのかなとか、あと子供だった時の自分に照らし合わせるとか、いろんなことが見えてくる。ちょっと一曲聴きましょう!1曲目はここ最近の男闘呼組を、一応解散されてからの…

健一:完全に解散しちゃいました。

牧山:そうでね、なんですけど、ほら、DVD出たり。

健一:DVD出たから?あそこはどうなるのかなって感じですよね。

牧山:とか、ほら、握手会とか言うたびに。

健一:やりました! やりました。

牧山:やってらっしゃるじゃないですか?

健一:あれはそう、DVD発売の感謝の思いをどうやって伝えたらいいんだろうと。

牧山:喜んで。

健一:すごい喜んでました。

牧山:ですよね。

健一:握手会楽しかったですよ。

牧山:そうなんだ。そんな話は聞きたいところではございますが。

健一:Rockon Social Club の『Don’t Worry Baby』というアルバムが…

牧山:2023年ですね。

健一:去年です、去年に出たアルバムの中からの1曲をお届けしたいな。

牧山:何にしましょうか?

健一:「LIFE」って曲がいいんじゃないですかね。これちょっとライブでやりながら、ちょっといつも胸が高鳴るのと同時に、すごく、こう、悲しく切なくなるなんかね、不思議ないい曲ですよ。

はい、Rockon Social Club で「LIFE」。

 

 

牧山:Rockon Social Club で「LIFE」アルバム『Don’t Worry Baby』

健一:1曲目。

牧山:1曲目ですね、コンサートでも…

健一:はい、一曲目で、この前のライブでやりました。次のツアー、何曲目になるがまだ分からない。

牧山:来週は音楽の話を重点的にとは思うんですけれども、舞台をね、見せていただいた感想というのが。

健一:色々な立場。

牧山:その、だから出てきて1発目の感想が、「あぁ…」って、言葉にするのが難しいと…

健一:そうですよね。

牧山:カーテンコールの時にスタンディングオベーションとかすごくあるんですよ、お客様とかで素晴らしい演技に対してはそうなんだけど、題材に関してはちょっと立てるっていう。

健一:そうなんですね。

牧山:立って賞賛するってことが私はできなくて、すごい良かったよって手を高くしてあげて叩くんですけど、この終わり方でこの話で、ズーンって。

健一:みんなそんな感じ。いやもう観た人から知り合いからも、電話で感想でも大泣きしながら電話で、こう話したりとか、あとやっぱり自分に振り返るのかな、「実は同じようなことが周りにあって救えなくてさ」みたいなこととか、後半30分からもう「ダメだって、その発言はダメだって」とか、そういう何だろうね…何かそういうことを考えちゃうらしいんですよね。

牧山:そうだからね、何ともその…本当「うーん」しか言えないというか、ああいう状況の方から、さっき言ったみたいにいらっしゃるとは思うんです、全部が全部この息子のようにならないとも思うし、違う風に進んでいく人生もあるんだと思うし、最善と思って皆が選んだ道がっていうところで、本当に何をっていう。

健一:本当にそうなんですよね。だから、でもそういう風に思うという、感じるっていうことがまず大事なんじゃないかなという風に思うし、俺が一番強く思うのは、やっぱり本当に舞台の上の話で本当に良かったなと思うわけ。

牧山:そうですね。

健一:かなり辛いというか、後半の方になってくるとそうなるんだけど、でもなんでこうやってこう乗り越えられるかみたいなことを思うと、やっぱりもっと辛い思いをしてる人たちっていっぱいいるんじゃないかとか、未だに戦争も起こってたりもするし、被災地の人たちの人とか、もっと大変な思いの人たちのことを考えると、「いやいや、舞台上がってやるぐらい全然大丈夫だろう」と思わないと、何かそういうのがちょっとモチベーションになってるのはありますね。結構大変なんですよ。

牧山:だから、それを本当の息子さんとの共演じゃないですか?で、ちょっとそのオーバーラップする部分とかっていうことも、今奥様が違うとかっていうこともあるじゃないですか。

健一:何かそれが、その…圭人自身は「これも…全部パパの話だよ」みたいなことを言うわけ。初演の時から、何か「これパパだよ!」みたいなことを全部言うんだけれども、これは俺じゃないよ!」シチュエーションが似てるかもしれないけど、俺こんなこと言わないし。でも、圭人その時も初舞台だからもう入り込んじゃって入り込んじゃって、初演の時はもう入り込み過ぎちゃってて話ができない。

でもしょうがないので、演出家は「もう初舞台だし、まずニコラのブラックホールを見つけろ」みたいなことを要求されたから、そうすると楽しんでいられないんですよね。稽古場でもそうだし、劇場入ってからも鏡とか陽の光とかを全部新聞紙で塞いで、それで中で生活して、舞台稽古したり本番入ったりとかしてたから、もう厄介でしたよね。

牧山:だから特に初めての時って、私も多分そう風になっちゃうんだろうなっていう演技をするって言った時に、その役になりきるっていうイメージがすごくあるので、素人ながら。そうするとその実際あったことを何か勝手に変えて、でも何か自分がそこに置くというようなことになるんだろうなっていう気はするんですけど。普通だったら、赤の他人が親子を演じるわけじゃないですか?

健一:役者さんね。

牧山:役者さん同士で。それが今回は偶然にも血の繋がりが親子じゃないですか?っていうのも含めると、何か因縁じゃなく、何かすごいいろんなものを感じるというか。

健一:だから見ている人たちが本当に錯覚を起こすらしいんですよね。それは今回しか、この作品でしか味わえない感じですよね。だから「これは俺と圭人の話?なんじゃない?」とか、しかも何か「俺、あいうことしそうなんです」って、発言とか何だとか、要は威圧的な感じとかさ。見ている人はみんな誤解しちゃうんですよね。

初演時も言ったけど、それをちゃんと演出家がちゃんと言って「まずピエールは健一じゃないから、一応役だから」「だからそれ一応役者だからね」っていう話を一応説得させてたらしいんだけど、ちゃんと切り離さないとやっぱおかしくなると感じたんだよね。で、そういうケアをしながら初演をなんとか乗り切って。まぁ、ずっと言っていたのが初舞台「これ、初舞台、これは俺じゃなかったらね」「このカンパニーじゃなかったら本当に許されない行動だよ」みたいなことをしていたんだけど、でもみんなもそういうのをちゃんとケアして「とにかく作品を良い作品にしよう」っと言って、やって、それが評判が良かったから今回再演ができたんだけども、その3年間、成長の早さにはちょっとびっくりしましたけどね。全く違う。

 

 

牧山:そうなんですか。

健一:この3年間で圭人がいろんな作品を、舞台を何本かやらせてもらってて、それで演出家も変わるし、キャストも変わるし。見に行っても結構いい舞台いっぱい本当にやっていて、そういうのもあるから、本当今回は役者としてっていうふうに関われたっていうのは…

牧山:違うんだ。

健一:全然違う。

牧山:そうなんだ。

健一:「こうした方がいいんじゃない?ああした方がいいんじゃないの?」ってことをいっさい言えなかった。言うと余計混乱するとかあるじゃないですか?そういう時って。

牧山:ま、ありますね。

健一:入ってくると「ちょっと余計なことを言わないで!」「ここの部分、こうした方が良くない?」 とかって言われるとさ「ちょと待って!」ってなるでしょ?

牧山:なりますね。

健一:でも今回そういうことが一切なく、ちゃんと受け入れる器になってきているのがやっぱりすごい。

牧山:ある意味、そうしたら舞台俳優さんとしてもうだいぶ確立されたというか。

健一:仕事が来ているということ自体でももう確立はされていると思うんだけども、でもあの役は本当に大変。大変は大変だけど、前よりはだいぶ扱いやすくなったみたいな感じで、俺自身も3年前とは演技の方法というか、全然変わっているから、よりリアルに。それは、発見がやっぱり再演するといっぱいあるんですよね。「こういうことなのか!だったらこういう表現があるのか!」っていうことがいっぱいあったりするんですよ。

より、だから辛くなってますよね。辛くなっている分、楽しいところはより楽しい場面、全部は全部辛い場面のないじゃない、より楽しめる。

舞台の上で楽しめるようにはなっているんですけど、見た人たちがそう感じるときに、『息子』だったら実際ああいう子供を…男の子か女の子とか、子供たちでこう悩んでいる、ちょっと病んでしまっている子供たちっていうのは、まず劇場には来られる状態じゃないと思うわけね。

それを考えると、それ以外の周りの人達、大人の人達、特に男の人達がこの作品を見て、そういう子供たちがいたら何かこう…手を差し伸べてあげるとか、何か一言声をかけると、そういうことで人生って変わったりするじゃないですか?

牧山:そうですね

健一:一人のそういう言葉であったり、だからそういうのを感じてもらえたらいいなと思って。だから「できるだけ地方にいっぱい行かないと俺が再演やらない」こと言ってたから、いっぱい、こう、なるべく行けるところ。やっぱ見てないのと見ていると多分大きな違いがあるような感じがするんですよね。

戦争とか、震災とか、色々な自然が生きたくても、生きられない人たちがいっぱいいるけれども、でも日本というのは若者のそういう自分で自殺しちゃうというのが、三万とか四万とか、毎年。それって戦争で亡くなるよりも多かったりするわけです。日本は戦争とか、そういうのは全くしない国で、平和だって言われているのにもかかわらず、自害する人たちが多いというのはこれが非常に、絶対問題だと思うんですよね。

だから、結局、平和でもないし、幸せでもないじゃんということをすごく考えていて、そういった意味でも、こういう作品でちゃんと直に伝えていかないといけないなみたいな、そういう使命感みたいなのもあったりするんですよね。

牧山:本当にね、これは見てほしいですね。

健一:ただ、あんまり辛いとかって言うと、そんな思いわざわざお金を払ってまで、わざわざそんな思いしたくないと思われるのもちょっと困るから。

牧山:でもそれは。

健一:まあ、あと俺と圭人って、ちゃんと親子で、実の親子でやるということも多分もうないと思うから、その姿を…

牧山:急になんか(笑)

健一:理由って言うだけでも楽しいんじゃないかなとかね(笑)

牧山:何かすごい…声もね、よく通ってましたよ。

健一:すごいですよ。

牧山:また全然音楽活動の時の健一さんの声とは違う。

健一:同じ舞台でも、作品によってやっぱり全然変わるから。体が変わるのかな、体を作ると動き、姿勢とか何かとかというのが、やっぱ何か変わっちゃいます。

牧山:確かにね、その16歳の役とシェイクスピアの王様でおじいちゃんやってた時と全然違いますね。

健一:おじいちゃんやってましたね。

牧山:やってましたよ。

健一:フランス王、死にかけね。

 

 

牧山:そう、よぼよぼしてましたが、ちゃんと。多分健一さんのファンの人が見に行っても「あれ? どこに健一さん出ていたの?」っていう話だったかもしれないなというね。

健一:そうゆう人いっぱいいましたね。

牧山:ですよね。いや、でも本当に色々変幻されるね健一さんもすごく素敵だと思うので、是非舞台を見に行っていただきたいなと思う。本当に今回私も見せていただいて、色々と考えて、『La Mère 母』がすごく楽しみになっております。

健一:これはこれでまた全然違う。

牧山:ではもう1曲お届け。

健一:もういいんじゃないの? 曲(笑)

牧山:ちゃんとしゃべりも使ってもらいますから安心してください(笑)じゃあ、もう1曲お届けしましょうか?

健一:これはですね、ADDICT OF THE TRIP MINDS で「ぬくもり求め」ですね、聴いてもらいたいなと思ってます。

 

 

牧山:ADDICT OF THE TRIP MINDS  「ぬくもり求め」お届けいたしましたが、ちょっとね、曲をかけつつも舞台だったり音楽だったりの話をしておりまして、普段と全然違うタイプというか、違うことをやってたり、違う言葉が返ってくるから、こちらがもう出てくるから進んでしまうんですけど、ありがとうございます。

健一:いえいえ、ありがとうございます。

牧山:そんな岡本健一さんを迎えして、今上演中の舞台、『息子』、そして『母』についても伺いました。先程も申し上げました通り、東京公演の後は5月6月、鳥取、兵庫、富山、山口、高知、そして6月末の豊橋まで続いております。細かい上演のスケジュールはホームページ等でチェックしていただき、ぜひ生で…

健一:観てもらいたいですね。男の人たちを劇場に呼びたいんですけど、どうしたらいい?

なんであいつら来ないんだよ!(笑)

あいつらって誰?(笑)

なんでみんな来ないんだろうね、舞台。舞台もそうだし、美術館行ったりとかそういう色んな芸術的なところって、だいたい女性が多いんじゃない?なんで、俺、ほんと子供の頃から大大好きだから、そういう場所が。でもなんでみんな行かないんだろうな?なんでなんでしょうね?仕事してるから?

牧山:仕事もだし、きっかけじゃないですかね。

健一:きっかけなのかな?

牧山:何かにやっぱり引っ張られてというか誘われてとか、一歩踏み出すっていう、ジャズのライブとかもそうなんですけど、行ってみるまでは敷居が高いような気がするみたいなこと絶対おっしゃってて、行ってみたら意外と楽しかったんでってハマる人もいるので、まずは前情報とかもなしに飛び込んでみるっていうのがいいんですよね。でもそれをやっぱ女性の方が勇気あるんですよね、多分。

健一:あります! すごくあります!

牧山:言い切った。

健一:いや本当に。

牧山:多分男性の方が石橋を叩いてじゃないけど、知らないところに飛び込むのは…

健一:でかね、石橋も叩かないんだよね。何も完璧に自分とは違う、凝り固まっているというか、何か自分がいいと思ったもの以外は認めない人たちが結構多かったりするのかな。

牧山:どうしたらいいんですかね。

健一:だからこれはそうじゃないから、見に来てくださいっていうことなんですかね。

牧山:そうですね。

健一:あとは、本当に女性の方が誰か知り合いの人たちを直接誘うときに何かグループで来るとかね、カップルで来るでもいいですし。

牧山:女性の人が一人男性連れてきたその男性少し割り引くとか。

健一:俺は逆にもっと高く(笑)もっと高く払ってくれって感じですけどね。

牧山:でもね、ぜひこれはほんと生で見ていただきたい舞台なので、地方もね、いろいろなとこにいらっしゃるようなので、見に行ってください。そして健一さん自身は長い公演、体調を崩されないように気をつけて進んでください。

そして来週もまたゲスト出演になりますのでよろしくお願いします。

健一:よろしくお願いします。

牧山:今夜は岡本健一お迎えいたしました、放送を聞きになった感想をどうぞお寄せください。また、私に聞いてみたいこと、あるいはリクエストもお待ちしております。

今日の放送はいかがでしたでしょうか?1年ぶりの岡本健一さん、ゲスト出演いただいております。来週も、また色々なお話をお聞きできたらなと思っております。健一さんの放送のあとは、すごい皆様がいろいろとつぶやいてくださったり、メールをくださるので、とても楽しみです。皆様からのお便りもお待ちしております。

メッセージの宛先:junko@musicbird.co.jp

 

 


「La Mère 母」「Le Fils 息子」

 

 

【作】フロリアン・ゼレール
【翻訳】齋藤敦子
【演出】ラディスラス・ショラー
【出演】
「La Mère 母」若村麻由美 岡本圭人 伊勢佳世 岡本健一
「Le Fils 息子」岡本圭人 若村麻由美 伊勢佳世 浜田信也 木山 廉彬 岡本健一

▼公式HP
https://www.lefils-lamere.jp/

 

若村麻由美&岡本圭人&岡本健一が演じる家族の在り方、親と子の苦悩、孤独!同じ役者が全く異なる2作品を同じ役名(母×息子×父)で競演する!
現代フランス演劇界を牽引する稀代の劇作家フロリアン・ゼレール「La Mère 母」の日本初演そして世界13か国以上で上演され、映画化もされた傑作「Le Fils 息子」が待望の再演!

 

https://twitter.com/makiyamajunko/status/1784003984367534128

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