12万人以上のファンを魅了した男闘呼組のラストサマー!
男闘呼組が遂に東京ドームに上陸した。7月27日にスタートしたサマーツアーの締めくくりとして、東京ドームにて行われた最終公演は、5万人の観客を動員するという大快挙を成し遂げた。約1カ月にわたるツアーでは、13か所、17ステージを巡り、トータルで122,200人を動員したというから、その人気ぶりは尋常ではない。さらに、東京ドームのステージ制作費は1億7500万円にも上るという豪華さだ。
PA機材3トン、照明2000基、ビッグサーチライト12基、特殊効果の花火40発、11トン車50台分の機材トラック、大型スクリーン3基というダイナミックなセットアップ。制作スタッフ500名、警備800名という大規模な体制で、すべてにおいて「スゴイ!」という表現がぴったりのステージだった。
開場前、東京ドーム周辺を見渡すと、99.9%が女性ファンで埋め尽くされていた。しかし、健一のヘアスタイルを真似たメッシュ入りの男の子や、昭次のヤンキー風ファッションを真似た少年も見かけた。また、メンバーの気を引こうと浴衣姿で登場するグループや、男闘呼組ファッションに身を包んだ女の子たちも多く見受けられた。
18時38分、客電が消えると同時に、「ヤルゾ!バカヤローッ」という一也の第一声が響き渡り、ドーム内は「キャーッ」の大歓声で包まれた。この一言に、メンバー全員の気合いが感じられた。
一也はシルバーのロングコート、昭次は黒のベストにショッキングピンクのタンクトップ、健一は革の上下、耕陽は光りものがいっぱい付いたベストにTシャツという、それぞれが個性的なスタイルでステージに登場した。
ステージ中央と両サイドに設置された巨大スクリーンは、メンバーの表情やプレー、アクションを様々な角度から映し出し、臨場感を演出した。『BURN IT』『熱くささやかな叫び』『赤ちょうちんでくらせ』『ROLLING IN THE DARK』と一気に4曲を披露し、ドーム全体が揺れるほどの盛り上がりを見せた。
昭次:「今日はこんなにたくさん集まってくれてありがとう!サイコー感謝してるぜ!メチャクチャ歌って、踊って、騒いで、汗かこぜ!」
耕陽:「トーキョーに久しぶりに帰ってきました。今日は夏のツアーの一番ラスト、盛り上がっていこーぜ。タノムゼ!」
一也:「今日はすごい日にしよー。みんな、一生忘れない日にするんだぜ、オーケー?」
健一:「オレたちの声が聞こえるか?今日はでっかいパーティーにしようぜ!」
『翼なき疾走』『追憶の挽歌』では、スクリーンにツアー中のメンバーのイメージフィルムが流れ、観客を引き込む。『-M-』『KIDS』『MEN’S BUGI』と続き、特に『KIDS』では観客との掛け合いが盛り上がりを見せた。
ライブも中盤に差し掛かると、耕陽が「まだまだいくぜ!ついてこいよ!まだ、体力残ってるかあ~、オレたちもバリバリ残ってるぜ~!」と叫び、昭次も「みんながいたから、オレたちここに立ってられる。サイコーに幸せだ。おまえたちに支えられてここまできた、ホント、どーもありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
一也:「オレたち、こんなでっかいドームでプレーしたことないのでビビッてたけど、みんなの大声援聞いてたら、ふだんの自分以上の力がだせた。ありがとうっ!オレたちがこれでビッグになって、遠い存在になったと思ったら大まちがい。オレたちは今日からスタートします。もっと、メチャクチややるから、ついてきてくれッ‼︎」
ラストの曲『RESISTANCE』では、男闘呼組のテーマともいえるメッセージが込められていた。アンコールでは『Cross to you』『ROCK’N ROLL』を披露し、一也と健一が客席に飛び降りるというハプニングも起こり、場内は大興奮となった。
特別ゲストとしての名ギタリスト、SMAPのサポート
この日は、名ギタリストで昭次の師匠役である野村義男が飛び入りゲストとしてギタープレーを披露。さらにSMAPも応援に駆けつけ、場内を盛り上げた。トップテンの中継では、東山紀之が花束を持って登場するなど、大盛況のライブとなった。
メンバーの家族もこの特別な夜を見守り、昭次のお母さん、健一のお父さんや妹さん、耕陽のお父さん、お母さんにごさんが観客席にいた。残念ながら、一也の家族は見つけられなかったが、彼らのサポートの精神はステージ上で生きていた。
「今まで、いろんなコンサートをやってきたけど、マジに今日がサイコーだった」とメンバーは感慨深げに語った。この日、彼らは12万2000人のファンに、忘れられない夏の記憶をプレゼントした。男闘呼組の東京ドームライブは、彼らの音楽キャリアにおいて新たなスタートを切る象徴的な一夜となった。
- BURN IT
- 熱くささやかな叫び
- 赤ちょうちんでくらせ
- ROLLIN’ IN THE DARK
- 翼なき疾走
- 追憶の挽歌
- −M−
- KIDS
- MEN’S BUGI
- GIMME A BREAK
- YO! YO!
- RUN RUNAWAY
- ルート17
- RESISTANCE
- Cross to you!
- ROCK’N’ROLL