2023年6月16日、千葉・市川市文化会館。そこで繰り広げられたのは、過去と未来が交錯する特別な一夜。1988年の輝きと2023年の新たな挑戦が同時に鳴り響いたのは、29年の活動休止を経て、1年間限定で再始動した男闘呼組のステージだったのです。
ライブは、彼らの代表曲「ジャニーズ A GO GO」で開始。成田昭次の熱唱に導かれ、会場は一瞬で時代を遡りました。その後も「ROCKIN’ MY SOUL」、「ROLLIN’ IN THE DARK」など、ヒット曲が続々と披露され、ファンは彼らのパフォーマンスに熱狂。
ハイライトは、間違いなく「赤ちょうちんでくらせ」の演奏前に展開された「赤ちょうちん劇場」。昔の映画「ロックよ静かに流れよ」を彷彿とさせるこの劇場は、メンバー全員での即興劇で、会場は大いに沸きました。成田昭次(ミネさ)、岡本健一(俊介)、高橋和也(トンダ)という映画内での役名が再び呼び起こされ、観客は一瞬の静寂の後、大笑いと歓声に包まれました。これぞ男闘呼組の醍醐味!彼らの絶妙なコミュニケーションとエンターテイメント性が存分に発揮された瞬間でした。
- 健一:飲みたいからさ、ちょっと、店長のミネさに言ってくれる?
- 耕陽:ミネさ?え?
- 和也:ミネさって、事故で死んでたんじゃん?
- 耕陽:え!ひょっとして、お客さん大将のお友達ですか?
- 健一:俊介とトンダ言うと伝わるから
- 耕陽:え!!俊介とトンダ??(昭次に)大将!大将!俊介とトンダという方がいらっしゃってますけど…
- 昭次:かったおっかくん〜〜
- 和也:ミネさ!??
- 昭次:トンダ??
- 和也:(客に)ミネさ死んでねーぞ!!!
そして、アンコールでは新たなサプライズ。彼らが後身バンド「Rockon Social Club」として新曲を連発し、会場は再び盛り上がりを見せました。「Foxy Lady」、「Rolling Thunder Baby」、「パズル」等、新たな名曲たちが次々と披露され、会場は新たな感動に浸りました。
この公演は、1年間限定の再始動という彼らの新たな挑戦の一部であり、全国各地で未完だった彼らの物語を再び描き出す機会となっています。30年前に未完だった彼らの物語が、今、新たな形で蘇ったのです。そして、後継バンド「Rockon Social Club」としての彼らの新たな挑戦が始まったことで、彼らの物語は更なる展開を見せることでしょう。
男闘呼組と「Rockon Social Club」の躍進を、これからも見守っていきましょう。この一夜は、昔のファンだけでなく、新たなファンにも感動を与え、彼らの音楽がこれからも多くの人々を魅了し続けることを確信させるものでした。30年の時を超えて再びステージに立った彼らのパフォーマンスは、まさに究極のエンターテイメント。その魅力は今後のライブでも繰り広げられることでしょう。彼らのこれからの活動に期待が高まります。